ロルフ・ド・マレ主宰雑誌『AID』表紙デザイン

世界初のダンス・アーカイヴはマレによる私立だったことはもう少し知られるべきでしょう。日本人もその資料を閲覧したり、問い合わせしたことがわかっています。
下の方にあるAIDのマークが収蔵書籍、資料にスタンプされおり、現在パリ・オペラ座の所有になっている旧A.I.D.蔵品にもこのマークを見る事ができます。

ロルフ・ド・マレによって世界に初めて創設されたダンスのアーカイヴ（Arichives International de la Danse、通称AID）
自らが1920～1925年の間率いていたバレエ・スエドワの唯一の振付家、男性スター、バレエ団バレエ教師で恋人だったジャン・ボルランが米国で死去。スウェーデン貴族ロルフ・ド・マレはジャン・ボルランを追悼し、このアーカイヴを創設。機関誌『AID』を刊行、パリ16区に建築した本拠地をベースに衣裳、映像、紙資料のコレクションを所蔵閲覧はもちろん、映像上映、公演、講演、ワークショップ、コンクール、と思いつく限りの活動を展開。
AIDとして1932年に行った国際振付コンクールは世界初のバレエ・コンクールとしても記憶されるべき存在。
クルト・ヨースはコンクールでの金賞受賞で世界的に有名な振付家となった。