ARTIST

藤田嗣治

藤田 嗣治
レオナール・フジタ

Tsuguharu Foujita

(1886年-1968年)

日本生まれの画家
乳白色の肌の裸婦や猫を描いたことで知られる、1920年代パリ画壇「エコール・ド・パリ」の代表的な画家の一人。
学生時代から帝国劇場の舞台美術を手伝う事もあり、現在確認できるだけで生涯9作品の舞台美術、衣裳を手がけている。
1924年ロルフ・ド・マレの依頼でバレエ・スエドワの『奇妙なコンクール』の舞台美術・衣裳をデザインした。ギリシア神話の物語をゴルフ・コースに置きかえてみせた。この経験があったからこそ1946年戦後すぐの日本で初演された全幕『白鳥の湖』の美術・衣裳を手掛けることができたのだ。(2018年東京シティ・バレエ団が美術再現上演)

軍医を務めた藤田嗣章らの末っ子として生まれた。小山内薫は従兄、舞踊評論家蘆原英了、建築家蘆原義信は甥。1949年に離日、二度と日本には戻らずフランス国籍を取得、キリスト教徒としてフランスで生涯を終えた。

手がけたバレエ・スエドワ作品:『奇妙なコンクール』(1924)