ARTIST

レオン・バクスト

レオン・バクスト

Lèon Bakst

(1866年-1924年)

画家、舞台美術、衣裳、ファッション・デザイナー
バレエ・リュスのイメージを決定づけたデザイナー。圧倒的にカラフルで時に「官能的」と言われた色彩はパリの観客を一夜にして虜にした。
中産階級に生まれた、ユダヤ系ロシア人。
ロシア、ペテルスブルグ芸術大学を卒業後、フランスのアカデミー・ジュリアンにも学んだ。1899年の創刊当時からディアギレフの『芸術世界』の重要なメンバーとして活躍。その色彩とデザインはファッション、室内装飾、テキスタイルへと幅広い影響力を持った。
バレエ・リュスに参加しながらロシアにもしばしば帰国し教鞭もとり、帝室芸術アカデミーのメンバーとしても活躍。生徒にはマルク・シャガールがいる。

手がけたバレエ・リュス作品:
『クレオパトラ』(1909)、『シェエラザード』『カルナヴァル』『ナルシス』(1910)、「薔薇の精」(1911)、『青い神』、『牧神の午後』『ダフニスとクロエ』(1912)、『眠れる森の美女』(1921)