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ジャン・コクトー

ジャン・コクトー

Jean Cocteau

(1888年-1963年)

フランスの詩人、作家、映画監督

女流階級の息子として生まれ、若くして詩人として社交界でかわいがられた。本人が後に「ディアギレフとであって僕は”社交界の軽薄王子”から”芸術家”になった」と語っている。ディアギレフに「僕をおどろかせてごらん」と言われて張り切って台本を書いた『青い神』が興行としてはあまり成功せず、そのくやしさをバネに1917年『パラード』を成功させた。
ディアギレフにピカソやグリスと行った画家を紹介したり、『牝鹿』『うるさがた』のアイディアを出したり、ポスターを描いたりと多方面で活躍した。
バレエ・スエドワにも参加し1921年『エッフェル塔の花嫁花婿』を手掛けている。藤田嗣治とも友人関係でコクトー来日の頃日本で再会を果たしている。
多才な後も「マルチ・タレント」的な才能を持つ人物で詩や小説、戯曲といった文才と画才だけではなく、映画監督としても活躍、『美女と野獣』や『オルフェ』などを生み出した。

手がけたバレエ・リュス作品:(台本)「青い神」(1912)、『パラード』(1917)、『青列車』
手がけたバレエ・スエドワ作品:(台本)『エッフェル塔の花嫁花婿』(1921)