ARTIST

ジョルジュ・バルビエ

ジョルジュ・バルビエ

George Barbier

(1882年-1932年)

画家、イラストレーター、舞台美術、衣裳デザイナー
バレエ・リュスの公演に衝撃を受け、レオン・バクストのデザインに触発され、中国、日本、ペルシャ、中東といったオリエンタルなイメージを取り入れた独得のデザイン・センスで現在でも世界中にファンを持つアール・デコ期に活躍したイラストレーター。ポショワール技法で制作された画集『ニジンスキー』(1913)、『カルサヴィナ』(1914)はバレエ・リュスのイメージの極めて分かりやすく鮮やかな表現となっている。

フランス、ナント生まれ
1908年からパリ、エコール・デ・ボザールに学ぶ。1910~1920年代の代表的なファッション雑誌『ジュルナル・デ・ダム・エ・デモード』『ガゼット・ドゥ・ボン・トン』などでファッションプレート画家としても活躍。挿絵本を多数手がける一方、カルティエ、ルノーといった商業広告、ポール・ポワレ、ジャンヌ・ランヴァン、マドレーヌ・ヴィオネといったファッションブランドとの仕事も多い。
1920年代にはエルテと共にミュージック・ホール、フォーリ・ベルジェールの衣裳デザイナーとしても活躍、劇場とも非常に関わりの深いデザイナー。
50歳の人気絶頂期に死去。